『会社のしくみは変えられますか?』鈴木貴博・浜口右一

会社のしくみは変えられますか?

会社のしくみは変えられますか?

・ゴーン改革。取引会社を「選択と集中」によって合理化した。従来の共存共栄は現在の規模では無理と判断したため。
・上から導き出されるのは自社の運命共同体と呼べる取引先は「選択・集中」によって厳選せねばならないということ。
・その上で選ばれた仲間はパートナーとしてより深い情報開示など強いアライアンスを持っていく。それによってより高い成長を目指す。食品メーカーとコンビニの提携(売上情報の開示)を例に。
・ITの副作用。メールによって効率化した。しかしそのメール作業によって時間が奪われている。
TOC理論におけるボトルネックの移動。工場のラインにおいてパイプの穴あけ工程の速度が飛躍的に向上すると次のパイプ組上工程の速度がボトルネックになる。
・従来の日本はそこを人間力で何とかできると判断していた。しかしアメリカではそれは無理と判断している。そこでBPMツール(ビジネス・プロセス・マネジメント)を使用。ビジネスプロセスをITによって明示化・可視化し、改善ポイントを探っている。
・会社と個人はP2Pの関係性にあっても良い。リクルートにおいて会社と従業員は「パートナー」という関係になっている。従来のスレイブ接続という考えを考え直しても良いはず。

ITは難しい。前提となるシステムへの知識がなければ「?」となる箇所が何点か。