『100億稼ぐ仕事術』堀江貴文

100億稼ぐ仕事術 (ビジスタBOOK)

100億稼ぐ仕事術 (ビジスタBOOK)

物事はシンプルに考える。問い「会社は誰のものか?」への答えは「株主のもの」。この場合シンプルに考えるとは「株主のため」ということだけを考えればよい。そこから起点して「株主利益とは?」「会社が儲かって株価が上がり、配当が多く出せるということ」「会社が儲かるとは?」「会社の商品・サービスがたくさん売れるということ」「なぜ売れる?」「よい商品・サービスで顧客(エンドユーザー)に喜んでもらえているから」「なぜ顧客が存在するか?」「社会全体の景気が良くなり、人々が消費行動や投資行動に走るから」…。
という具合に一つの目標だけを考えてそれを実現するためにどのような行動を取れば良いかを順を追って考えていけばよい。複雑に考えると会社は従業員のため、社会のためというように利益相反しそうな要素を考えてしまう。どこにプライオリティを置くかを考える。

著者のイメージとは裏腹にかなり暑苦しい人生論・仕事論が語られていた。まだ若かった時代に書かれたというのもあるだろうが、少々意外な内容ではある。ただ、内容は実に薄い。