2008-11-21 『千と千尋の神隠し』宮崎駿 cinema 千と千尋の神隠し (通常版) [DVD]出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント発売日: 2002/07/19メディア: DVD購入: 11人 クリック: 326回この商品を含むブログ (386件) を見る大名作。『アリス』のオマージュと私は感じたがそういう解釈は別にどうでもよい。釜爺や女性先輩従業員など脇役も光っていた。個人的にハイライトと感じたのはやはりあの電車の場面。長い電車、特に車内に透明な人*1が乗り合わせるシーンは詩的でもあり、同時に鋭い緊張感を覚える。とどめのあのエンディングテーマで私はグッときてしまった。声と詩とメロディとアレンジが良い。要は曲が良いのだ。 どうでも良いが冒頭の千の両親の描写が妙に引っかかった。宮崎アニメがあぁいった浅ましい・はしたないという形で人間を描くことはなかったのではないのか。後に豚にさせられるというのはさて置くとしても、彼はそれについてどう考えていたのか。 *1:人々の記憶?